龍王



学校が終わり、倉庫に行くと誠くん達がいた。

「あれ?どうしたの?」

「お前話聞いてなかったのかよ?」

呆れたようにいう昴。

「美華ちゃん、明後日暴走だよ」

にっこり笑う亮さん。

「なに暴走?」

7月18日なにもないよね?

「誕生日暴走だよ。
明日龍翔の誕生日なんだ」

知らなかった。
誕生日プレゼント用意してない。

「りゅ、龍翔誕生日プレゼントなにがいい?」

「なんもいらねぇよ」

タバコをくわえながら少し笑う龍翔。

ドキン、ドキン。
まただ。
心臓が早くなる。

「でも…」

「いらねぇって。なっ?」

頭を撫でられ、また胸が高鳴る。

「…うん」

絶対顔赤いっ//
恥ずかしくなり下をむく

なんなんだろ。

相談してみよっかな。

暴走の話があるからあたしは送ってもらい明日相談があると連絡し、寝た。


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