龍王
「ごめんね。」
ファミレスで待ち合わせをした。
家だと誰かしらいるしね
「いいよ。
みか姉が相談ってなに?」
舞はジュースを飲みながら言う。
「実は………」
龍翔のことを話すと舞はポカンっとし笑いだした。
「ま、舞?」
「みか姉!それ恋してるっ。
龍翔さんのことが好きなんだよ。」
笑い終えると真面目な顔してそう言った。
あたしが、龍翔のこと好き……?
顔が熱くなるのがわかった。
「みか姉もついに恋か…
頑張ってね」
舞といろいろ話してると携帯が鳴った。
「あっ、龍翔だ。」
舞はニヤニヤしながら早く出ろという目で見てくる
「も、もしもし?」
「美華か?」
心地よい低い声が聞こえてくる。
「どうしたの?」
「明日、夕方迎えに行くから」
「わかった。
あっ、龍翔!」
「ん?」
「早いけど誕生日おめでと」
「ふっ…。早すぎだろ。
さんきゅ」
電話口から笑う龍翔にドキドキする。
「うん。
じゃあまた明日ね」
「あぁ。じゃあな」
電話を切るとまだドキドキしてる。
舞と少し喋り家にかえって寝た。