龍王



コンコンと窓を叩く音がし、開けると勇樹と昴がいた。

「楽しい?」

「うん!キレイだね」

勇樹と昴と少し喋ると2人はスピード上げ、前の方に行った。

途中から誠くん達と拓士くん達が合流した。

みんな楽しそうに走っていると、サイレンの音が聞こえてきた。

車はスピードを上げ、細い道に入り倉庫についた。

「みんな、大丈夫だよね?」

暴走の現行犯は長い。
警察にもってかれたら一発だ。

「あいつらは大丈夫だ」

龍翔は自信満々にいう。

「そうだねっ」

信じて待とう、仲間を。

「あぁ。わかった」
亮さんは忙しそうに電話をしていた。

下で待ってると単車の音がしてくる。

どんどんかえってきた。

「虎王も鷹王も誰もぱくられてないって」

そっから呑んで騒いで龍翔の誕生日会をした。


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