龍王



「昴、うざいっ!」

勇樹と一緒になってすごい絡んでくる。

「美華ちゃん強いね」

「お兄ちゃんたちに呑まされるからね」

ゆっくんは寝てて、勇樹と昴は2人で盛り上がってて亮さんに絡んでた。

「龍翔強いね」

ジュース飲んでるかのようになにもない顔してる。

「そうか?」

「うん。…あっ!」

呑んでたコップを龍翔にとられた。

「呑みすぎだ。来い」

龍翔に引っ張られ総長部屋の中に入った。

「あたし入っていいの?」

「あぁ。お前は特別。」

そんなこと言われると期待するよ?

また好きになっちゃうじゃん。

「龍翔好きな人いるの?」

「なんだよ?」

「なんとなく…。いる?」

「…あぁ」

「だれ?」

「言えねぇ。今度な。
今日はここで寝ろ。
響さんには言ってあるから」

スウェットを渡され、龍翔は部屋を出ていった。

「龍翔の好きな人だれだろ…。
あたし失恋じゃんか」

声を押し殺し泣いた。


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