龍王



亮 Side

俺が昴と勇樹に絡まれてるとき龍翔が美華ちゃんを引っ張り出ていった。


昴と勇樹が寝てしばらくし龍翔だけ戻ってきた。

「美華ちゃんは?」

「寝かせた。」

「ほんと龍翔は独占欲強いねー」

美華ちゃんは少し顔が赤くなり、上目使いで話すから見せたくなかったんだろう。

「うっせぇ。」

美華ちゃんと出会ってからほんと感情を出すようになったな。

「ハハッ。早く付き合わないと誰かにとられるよ?」

「んなことわかってる。」

さっき部屋での会話を龍とから聞いた。

絶対勘違いしてるだろうな、美華ちゃん。

最近の美華ちゃん龍翔に対して態度おかしいから、きっと好きなんだと思う。

美華ちゃんの性格上、失恋したと思ってる。

「美華ちゃん、泣いてると思うよ?」

「なんでだよ?」

「さぁね?」

不機嫌になりながら、部屋へ戻って行った。

面白そうだな。

亮 Side 終わり
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