─君は輝く空の上─
歩いて20分ぐらいで着いた。




『着いたぜ』






ケーキ屋さんかな?



私の知らない場所だからわからない。



ドアを開けると、甘い匂いが漂っていた。





「こんな所あったんだ」



あれ?



朱蓮がいつの間にかいない。





『花音こっち』




ケーキ屋さんの帽子に、ネクタイの着いたエプロン?を着ている。







へっ?朱蓮だよね?




なんで?





「しゅ、しゅれん!?」



『やっぱ驚いてる』




笑いながら言う朱蓮。



「どうしたの?」



『俺、ここの店の店長の息子。とは言っても母さんだけどな』





って事は、朱蓮のお母さんが店長さん!?

どんな人だろ?

て、いうかまず朱蓮が働いてる事知らなかったし。


「もしかして、かのんちゃん?」





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