─君は輝く空の上─
『か…のん?』




私はノートを閉じた。




「朱蓮ごめん!!私、朱蓮に最低とか、大嫌いとか言ってごめんなさい…」





泣いても許されない。


けど泣いてしまった。



『いいよ、花音は悪くない』




朱蓮治ったんだ。




「でも、私、朱蓮を沢山傷つけた。私っ」


朱蓮に抱きついた。




『もぅ、何も言うな!』




朱蓮は私を抱きしめてくれた。



泣きながら。優しく。



「朱蓮」


『ごめんな!花音…』




俺はテーブルを見た。

あれ?

ノートの位置が変わっていた。


『日記見たのか?』


「ごめんなさい」


そうか。だから…。




『もう一度、付き合ってくれるか?』


何言ってんだろ俺。


「うん!その代わり死にたいなんて言わないで」





最後まで日記みたのか?



まぁいいか。


『わかった』




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