─君は輝く空の上─
私は朱蓮から離れた。




そして、掛け布団をゆっくり掛けた。


『花音、泣くな』




涙が止まらない。


「ひくっひくっ」



『花音…』



まだ自分を攻めてるのか?


よくわからない。


「しゅっれんひくっ、もうちょっと、ひくっひくっ、そばにいて、ひくっ、いい?」




泣きながら喋ったら上手く言えないよ。



『いいに決まってんだろ☆』



私は寝てる朱蓮の手を握った。



「本当にごめん」




『花音…また、付き合えたし、いいんじゃないか?また1からやり直そうぜ?』




あのまま付き合えなかったら、俺達は一生、話しもしないで、歩むんだろう。



「うん!朱蓮大好き!!」




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