─君は輝く空の上─
「花音行くよ?」

「へ?あ、うん」




昨日はあまり寝れなかった。




「さっきからボーってしてなんかあった?」



麻美はわかるんだ。


長い付き合いだし。




「うぅん…なにもないよ」




「そう?って、また緒方くんと付き合ったんでしょ?」



あ、麻美は知ってるんだった。

てっきり忘れてた。



「うん!やり直したの!」


「良かったね♪安心したよ~、だって花音ずっと緒方くんの話ししかしてなかったから」


麻美は笑いながらそう言った。




私、気づかなかったよ。



麻美は黙って、朱蓮の話し聞いてくれていたの。




「麻美ありがと」


「私何もしてないよ?」




麻美は驚いた顔でこっちをみた。




「いいの!」


「もう、花音へんなの~」


クスリと笑う麻美。




麻美に教えなくていい事だからね。




朱蓮の事は─…。



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