─君は輝く空の上─
「…」



何も言えないよ。




『言って?花音、我慢しなくていいから』





いったい、どうしたんだろな。


ずっと、空を眺めてる。




やけに授業中、ボーっとしてる。





「私、朱蓮が居なくなると思うと、すごく、すごく怖いの。まだ、居なくなるって決まってないのに。
後、経ったの2年しか、一緒にいられないと思うと、辛いの。
まだ朱蓮の事全然しらないのに。
朱蓮と離れると、居なくなりそうで、怖いの。」





やっぱ、あの事か。



言わなかったら良かったかもな。




よけい花音を悲しませた。







俺って、本当馬鹿だな。



花音は、ずっと、辛いし、怖かったんだ。





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