─君は輝く空の上─
『どう?似合ってるか?』



俺は見えるように髪をかき上げた。





「やっぱ似合う!あっちょっと髪いい?」



何するんだ?


よくわからないけど…別にいいか♪




『いいよ』




花音は俺の後ろに座り、俺の髪を磨いだ。


そして、上部分をゴムでくくり、下の髪はおろしている。



「この方がいいよ。」



『ありがと』



花音は少し照れて、下を向いた。



『花音、キス…していいか?』





って何言ってんだよ俺!!





そんなの無理に決まってんのに。



『ご、ごめん』


「いいよ。キスしても」






いいのかよ。


俺なんかで。





『こうかいしないか?俺なんかと』



「しないよ。だって朱蓮、だ、大好きだもん…」





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