─君は輝く空の上─
安心か。




俺もなんだか不思議なほど安心する。




「お願い…きいてもらっていい?」



お願い?




俺ができる事なんてあるのか?





『いいよ』





「私を…抱きしめて、欲しいの」





抱きしめる?


なんでだろ?





まぁ、花音のお願いだし、やってやる。



俺は花音を抱きしめた。




花音は小さな声で、「ありが、とうね、朱蓮」って言った。



花音と俺の心臓の音が重なり合う。






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