─君は輝く空の上─
なんでそう決めたの?



もしかして、あの時、


「守ってくれる人」


って言ったから?



それしかない!絶対そうだよ…



なんであんな事言ったんだろう───。



「だからあいつは、花音ちゃんを守れて、良かったって思ったはずよ?」




だからあの時、良かったって言ったの?



「そんな…」



「朱蓮は命懸けで花音ちゃんを守ったのよ?」



朱蓮が…


「命懸けで…?」


「だから朱蓮は今、花音ちゃんにそばに居てほしいはずよ?」




朱蓮…─。



「わかりました」



その場から立ち上がり、朱蓮のいる病室まで走った。



「花音ちゃん、朱蓮の事大好きなんだね…。
あいつ、いい彼女作ったわね…」



舞はそっとつぶやいた。




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