─君は輝く空の上─
────────────────────────────────────────────────────────


あれからしばらくして、2人は帰った。


病室が静かだ。



俺は窓の外を見た。



そこには、



彼女と、一緒に帰ってる人がいる。


手をつないで。




俺こんなこと、した事ないよな。


手、しっかりつないだ事なんて一度もない。




きっと、花音はそうしたいと思ってんだろな。




俺なんか、俺なんか、花音に出会わなかったら…。



今頃花音は幸せだったはずなのに。




< 260 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop