─君は輝く空の上─
そしてもう、5月になった。


4月が過ぎるの早かったな。



いつもどうり屋上でお弁当を食べようと、ドアを開けた。



朱蓮だ!早いなくるの。



えっ??どうしたの??



なんだか、心臓を押さえて倒れこんでいる。



私はお弁当を置いて、朱蓮のそばに行った。




『はぁ、はぁ、はぁ、あ、ん、あ、はぁ、はぁ』



ヤバイ!!



めちゃめちゃ苦しそう。

私は


朱蓮の腕を肩にかけ、保健室に運んだ。



《ガラ》



「どうしたの?」



「屋上でしんどそうに倒れていたので…」



これで良かったのかな?


よくわかんないよ。



先生は朱蓮をベッドに寝かせた。



「先生今から出張なのよ…だから、見てあげてくれるかしら?」


私が?


まぁいっか…



「はい」


「じゃあ担任の先生に伝えておくわ」


「ありがとうございます」



そう言ってドアから出ていった。



< 29 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop