─君は輝く空の上─

朱蓮も一生懸命頑張ってるんだね!



『手、つないでいいか?』



照れくさそうに、顔を赤くして言った。



「うん!」




そっと私より一回り大きくて細い手。


前よりずいぶん変わった。


前つないだ時は、こんなに細くなかった。



でも、朱蓮の手は今も変わらず、温かい。



『久しぶりだな?』


「うん。でもまたこうして2人で手つないで歩けて、嬉しい♪」


『俺も』



そして2人で笑いながら、ゆっくり歩いていった。




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