─君は輝く空の上─
先生が言うには軽い発作って。



大丈夫しか言えないなんて…


私にできる事ないのかな?


何もできないなんて辛いよ。


そばに居て手を握ってあげる事しかできない。



『花音』


「朱蓮!!」



大丈夫そうだけど…すごく心配だよ。



『また心配かけたよな?』



「全然!!無理しないでね?」


『あぁ』



まだ酸素マスクはかかせない状態だけど、言葉は話せるようになってる。



『6時だけど大丈夫なのか?』




ろ、ろ、6時間!?


ヤバ!!



早く帰らないと…



「ごめんじゃあ帰るね?」


『おう!じゃあ明日な?』


「うん!」




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