─君は輝く空の上─
「花音、大丈夫だった?」

「うん!」


びびったけど。



「じゃあクラス表紙見に行こ」


クラス表紙見るの忘れてた!




あの金髪男子の事で頭がいっぱいだった。

「うん」

麻美と走って見に行った。

今年はA~E組まである。

てことは、5クラスか…

多いな――友達できるかな――


そう思いながら、自分の名前を探した。



「紅月、紅月、……あったよ!A組」



早く見つかっちゃった…

じっくり探しかったのに


「離れたね…私D組」


う、そ。


離れたの~!

最悪、麻美と一緒が良かったのに。

「で、でも、一緒に帰ろうね?」

「あったり前、私は花音と一緒がいいもん」

2人で階段を登り、3階についた。

私はちらりとA組のプレートが見えた。

「じゃあ行くね」

「うん」

麻美と別れ、自分の教室に入った。


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