─君は輝く空の上─
「朱蓮!!なんでここにいるの?」




朱蓮の私服、初めてみた。



めちゃかっこいい。



『俺この場所好きなんだ』



「私も」



朱蓮も好きなんだ。




同じだ。



風が吹いて、朱蓮の髪をなびかせる。



前髪が目にかかり、左目が少し隠れた。




『なんか用事ある?』



用事は特にないな。



ここに来たかっただけだし。



「じゃあ、俺の家来る?俺1人暮らしだし」




朱蓮の家?



行きたい!かも。




でも2人きりとか緊張するけど…まぁいっか。




「行きたい!」




『じゃ、決まりだな。後ろ乗って』




私は自転車の後ろに乗った。



『しっかり腰に捕まっとけよ?』




は、恥ずかしいよ。




こんな事初めてだし。




どうしたらいいのだろう。



『恥ずかしい?これで大丈夫だろ?』



朱蓮は私の手を朱蓮の腰に回してくれた。




一気にドキドキしてきた。



「ありがと」



『行くぞ!』




朱蓮は坂道を下り始める。




風がさーっと吹いていく。



朱蓮の背中大きいな。



ぎゅっと腰に手を回して、しっかり捕まった。




< 70 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop