─君は輝く空の上─
シャーペンを握って、スイスイと宿題が進んだ。



時計は3時になっていた。




来た時は12時半ぐらいだった。





2時間半で宿題が3つ終わった。





疲れたぁ~。




『なぁ、宿題やめてどっか行かないか?』




朱蓮が宿題を鞄に入れながら言う。




「いいよ!どこ行くの?」



私はシャーペンを筆箱にしまって、宿題を鞄に入れた。


『秘密。着いてからのお楽しみ!』




どこだろ…。






気になる。すごく気になる。



「楽しみ!」



朱蓮は照れくさそうに手を伸ばした。




多分つないでいい?って聞いてるんだろな。



私はぎゅっと手をつないだ。




朱蓮の顔が少しずつ赤くなっていく。





照れ屋なんだから朱蓮は。



でもそんな所が好き。




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