恋味キャンディー
始まり
「・・・ちっ遅刻ぅぅぅ!!!」
朝。一人の少女の大きな声が聞こえてきた。
バタバタと階段を降りてくる。
「もぉ!お母さん何で起こしてくれなかったの!!」
「何度も起こしたわよ!それでも、起きなかったんじゃない!」
「うっ・・・。でもさぁ」
「ハァ・・・良いの??時間は!」
と、時計を指差して言うお母さん
「あ遅刻ぅ急がなきゃ!行ってきますっ!!」
「本当にあのこは、大丈夫なのかしら」
と、慌ただしい朝が終わった。