過去へのダイブ~100年分恋した~


私は少年の前に土下座して頼み込んだ


『お願い!私をここに置いてください!家事、掃除…なんでもしますから』


街に出れば好奇な目で見られ居場所がない


もう私にはここしか無かった


「あんた馬鹿?別にそんなのいらないんだよね」

冷たい一言が私を覆う


でもここで諦める訳にはいかなかった


『でも記憶が無いんじゃ大変でしょ?二人でいた方が刺激になって何か思い出すかもよ?それに…一応私、女だし使い道あるかもしれないよ?』


自分がどんな事を言ってるのか理解してるつもりだった


でもタイムスリップした私にはこの少年しかすがれる人はいなかった


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