過去へのダイブ~100年分恋した~


どうやらどこかの庭らしい


サワサワと葉っぱが擦れ合う音が心地いい


大の字で横たわる私の直ぐ横には鞄が転がっていた


『…一応持ってきたんだっけ?』


鞄に向けた目線を少し上に上げたところで私は飛び起きた

大木に体を預け眠っている少年がいたからだ



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