過去へのダイブ~100年分恋した~


「…やっぱいい。話したくなったらいつでも聞くし」


『えっ…あ…うん』


ごめんヒナタ


本当は話したいよ?だけどイジメられてたなんて言ったらガッカリされそうで怖い


「……それより前に言っただろ?女が訪ねて来たって」


『あっ!うん』


そうだ!もしかしたら榊千鶴さんかも!


「多分、榊千鶴じゃないな」


『……え?』


「それは多分加代だな、なんでも屋敷の主の許嫁とか」


『いっ許嫁?でも…まだ若かったよ』


「16歳だろ?結婚してても可笑しくない」


時代が違えば感覚も違うんだなって思った



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