ブラックホール〜俺様最強キング〜Ⅱ
侠也はグッとあたしの頭を自分の胸へと抑えつけてきた。





「聞こえるか?俺はお前のせいで、すげぇ興奮してる」





興奮してるからこんなにも心臓がドクンドクン言ってるの?



あたしも侠也と同じくらい、多分それ以上にドクンドクンいってると思う。





「計算してんのか?」


「んー?」


「その赤くなった顔も体温の上がった体も。その目も全部」


「ち、違う」





< 143 / 389 >

この作品をシェア

pagetop