ブラックホール〜俺様最強キング〜Ⅱ
侠也はふっと笑ってから話始めた。





「親父が黒山会大東組の組長で、俺はただの息子。俺は組にも入ってねぇし、跡を継ぐ気もない」


「うん、それで?」


「組員で俺に跡目を継がせたがってるやつもいるけど、親父とは話がついてるからな。俺は俺の道を行く」


「うん」


「それから、お袋は俺が4歳の時に死んだ。家に銃弾が撃ち込まれて、たまたまユリの夜泣きが酷くて庭であやしてて、それに当たってしまったんだ」


「……………」


「このことはユリも知らねぇし、お前の胸だけに納めとけよ」


「うん………」







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