魔界代表と天使の子っ!!
帰りの用意が終わって舞と一緒にいつものように帰る。



教室を出て外の門まで来た。



「リム~ちょっと寄り道しない?」



「ぁ、うん! いいよー!!」



舞との時間はすっごく楽しいんだ。



寄り道とかも大好きだし、喋ってるとすぐ時間が過ぎちゃう。



ただ単に舞が大好きなだけなんだけどね。




いつもは右から行く帰り道を左から帰った。



どっちからでも帰れるし...



今は冬で、家に帰る頃には真っ暗になっちゃってるけど。



今ももう真っ暗、夜9時くらいなんじゃないか~ってくらい。




リムは怖いの嫌いだけど、舞と一緒なら楽しい。



ずっと一緒にいてもいいくらいだけど、わがままだよね。



ホントは舞もリムと一緒にいたくないかもしれないし。


なんてことまで考えちゃうんだ。



だけど考えたくないよ、舞がそんなこと思ってたなんて考えたら、


怖くて怖くて、リムおかしくなっちゃうし...。


鳥の鳴き声が聞こえる。


カラスかな? カーカーッって鳴いてる。
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