『約束』、
そして麻里ちゃんが

結構大きな声で

ニコニコと言う。

「人の話は、最後までちゃんと聞きましょうネー。」

「はっ?」

上島は笑いを止め、

麻里ちゃんを見る。

私はもう一度5組の皆を見ると、

大きく息を吸って

ニコニコと言った。

「でも、正しい事言うと…好きだった。かな?」

「ワァァァァァァァァァ!」

2年5の皆は

一部の男子は口笛を吹いたり、

女子はハイタッチをしたり

抱きついたりしていた。

ただ1人、

麻里ちゃんだけは

私の方に来て

幸せそうに微笑んだ。

そんなお祭り騒ぎのような中

上島はポカン口を

開けてとただ立っていた。
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