『約束』、
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

今、

長い長い昼休みの20分に

渡る戦いが終わろうとしていた。

「帰ろうか、俺達の2年5組の教室へ…。」

岡林明が、

いつの間にか

川崎庄平と共にじゃじゃ馬を追い払って

先生にバレないよう

辺りをいつもどおりの

環境にしてくれていた。

私達は皆そろって

教室へ戻ろうとした。

が、

ふと後ろから声がした。

「……ちょっと、待ってくれ…。」

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