『約束』、
「吹雪ちゃん…!話してよ……信じてよ……私を、2年5組の皆を!」

麻里ちゃんは大声で叫んで言う。

誰もいない保健室は

関係ない人が入ってこれるような

雰囲気ではなくなった。

私は、自分の腕を

両手でつかみ震える。


「1年前………。」

とうとう私は

隠していた過去の思い出を

今、

話しはじめた…

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