『約束』、
「麻奈。コイツに正しいベンキョーの仕方、教えてあげる?」

私はフザけて麻奈に聞いた。

すると松本じゅりは

キラキラした目で

こちらを見ていることに

気付いた麻奈は

こう答えるしかなかった。

「しゃぁないなぁ。」

こんなちっぽけな出会いが、

私達の全ての

始まりだったのかもしれない…

「松本じゅり!よろしくお願いしやす!」

下が地面だと言うにも関わらず、

頭を地面にベッタリくっつけ、

両手を膝に置いて、

ちゃんとした土下座をしながら、

しかも大声で言っている。

「小川彩。よろしくね。」

腕組をしながら彩は言う。

「島本ゆかこよ。よろしくねぇ。」

若干長い髪の毛を

クルクルしながら言った。

麻奈はニコニコ笑うと

さっそく声を張り上げて言った。

「おっし!じゃぁ行くぞー!」

これが私達の出会いだった…

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