『約束』、
かつて1年6組だった頃からの

大の仲良しの子だ。

この2年5組でも

私の事を理解していてくれて

ストーカーの件でも

一番心配してくれている。

とても申し訳ないが…

「アッハッハッハ」

私は上島が来たときは、

いつも笑ってごまかしている。

「何笑ってんだ!さっさ隠れてろ!」

こうして厳しいこと言ってるけど、

いちおう心配してくれているのは

クラスの問題児1人目、

森野夾。

男子のくせに髪は若干長く、

私的評価では顔は上の上。

一言で言うイケメンだ。

「うん…ありがとう。」

私は森野とは目を合わせず、

下を向いて返事をした。

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