『約束』、
さて、

ココはやっぱり

皆様の期待に答えて

返事を一つにまとめよう。

「それだけ?」

私は即答しただろう。

周りの皆も無言でうなずく

「お前しか、いないんだよ~」

女子に言うだろうか、

こんな臭い言葉を。

私はあきれた口調で答える。

「はいはい。分かりましたよ」

「次の休み時間までにな。」

「何言ってんの…?無理に決まってんじゃん。私バドミントン部だし…バドのラケットし か分かんないよ。」

「まぁお前を信用してるし♪」

会話になっていないような気がする…

「……分かったよ。」

「そんじゃ!よろしく~~」

そうして上島二郎は去って行った。

「大丈夫~~~!吹雪ちゃぁぁん!」

クラスの大人しい女子、

そして私にいつも

やさしい声をかけてくれる4人組、

山中なみちゃんと

阿部瑠奈ちゃんと

岡本恵ちゃんと

福島優菜ちゃんが

1番に飛びついてきた。

< 8 / 108 >

この作品をシェア

pagetop