終電、



「…ん、とれた。」





修さんが前髪についてた花びらをとってくれた。


「あ、ありがとうございます。」



「ん。つーか美弥おせーな。」



「そうですね。修さん、美弥と仲良いんですね。」



「そうか?んー、まああいつドMだから言いなりになるのが好きなんだろうな。」




ああ、やっぱり美弥ドMだったのか…。



でも、きっとそれだけじゃないと思う。




美弥、たぶん修さんのこと好きなんじゃないかな。




「明日、あいてる?」


「え?明日ですか?えーと…はい。」


「明日の練習、来いよ。四限が終わり次第やるからさ。まあ、四限ない奴は先に練習してるけど。」


「えーと、どこでですか?」


「ああ、第3グランド。

誰か、明日四限おわりの奴いる?」





「あ、俺そうだよ。」



修さんが他の先輩たちに声をかけると、たばこを吸っていた…たしか、かっしーさんが返事をした。




「こいつ、3グラわかんねーっていうから明日の練習のとき一緒に来てやって。」




「おう、わかった。」





なんか、すいません…




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