終電、






それからボール拾いをやったり人数が足りなかったから外野の守備をしたり…。




19時に練習が終わるころには、他の一年生も美弥も含めて8人くらい来ていた。





「よし、飯いくぞー。」


いつも練習が終わるとご飯を食べにいくらしい。





帰ろうかな、と思ったけど美弥に引き止められて、残ることにした。



なにより、おなか減ってたしね。





3グラのすぐ近くにあるファミレスに入って、4人席を4つくらい独占した。


私の隣には、りきさん。
前には、修さん。
その隣に、美弥。





修さんだって、絶対美弥のこと気に入ってる。






でも、



でも、美弥と同じ感情じゃないのがわかる。



そして、美弥が自分のこと好きなことも、修さんは気づいてる。




気持ちに答えられないのに仲良くするのは、美弥が期待しないこと、知ってるから…。






つまり、たぶん……








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