終電、





今日は金曜日。


いつものように3人でお昼を食べている。





「志穂、今日荷物多くない?」



とマニキュアを塗りながら聞いてきたのはあいみ。

あいみはさばさばした性格で、一緒にいてすごく楽しい子。


「え?ああ、今日サークルだからね。」


「そっかあ!サークルにイケメンいないの?」


「うーん…どうかな。」


「微妙なかんじ?つーかイケメンな彼氏ほしー!香奈ずるいっ!!」



香奈は高校から付き合ってる彼氏がいる。


「まあねーっ!」

「うわ、むかつくっ!」



こんなふうに笑って過ごす時間、大学って楽しいなって思える。







「サークル、何時からなの?」


「んーと、たしか3時。」


「えっ!でもうちら二限までじゃん。何して待ってるの?」


「んー、食堂の三階で勉強でもしてようかな…。」


「あー、雰囲気いいよねー三階。」





食堂の三階はカフェになっていて、落ち着いた雰囲気。
うるさくなくて、1人で過ごすにはぴったりの場所。









.
< 25 / 80 >

この作品をシェア

pagetop