終電、
「なんか、落ち着く。」
自分が思ってたことを言われて、はっとした。
「え?」
「この部屋、なんか落ち着くな。」
「あ、ありがとうございます。」
なんだ、部屋が、か。
私は、修さんと一緒にいることに落ち着きを覚えていた。
なんだか、つい甘えたくなってしまうような、独特の雰囲気。
読めないから、気になる。
もっと知りたい、と素直に思った。
そして、美弥みたいに、修さんに気に入られたいとさえ、思ってしまった。
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