終電、
駅でみんなと合流して、片道約2時間の海へ向かった。
車に乗っている間はみんなで唄ったり、コンビニでお菓子を買って食べたり。
修さんは、あれ飲ませろ、これ食わせろ、って相変わらずわがままだったけど。
でも、その役目が私でよかった、なんて。
でも本当に単純に、仲良くなりたいと思っただけだった。
"好き"という感情ではなくて。
佐伯と別れて好きになった人なんて1人もいなかったから。
"好きになる"という気持ちが自分の中にはもうなかったのかもしれない。
.