終電、





駅でみんなと合流して、片道約2時間の海へ向かった。




車に乗っている間はみんなで唄ったり、コンビニでお菓子を買って食べたり。




修さんは、あれ飲ませろ、これ食わせろ、って相変わらずわがままだったけど。







でも、その役目が私でよかった、なんて。







でも本当に単純に、仲良くなりたいと思っただけだった。




"好き"という感情ではなくて。






佐伯と別れて好きになった人なんて1人もいなかったから。



"好きになる"という気持ちが自分の中にはもうなかったのかもしれない。












.
< 34 / 80 >

この作品をシェア

pagetop