終電、
あっという間にまたサークルの日が来て。
なんとも言えない気分で大学に行って。
いつものように香奈とあいみとお昼を食べる。
そんな変わりばえのない私の日々に、ちょっとした出来事が起きた。
「おう志穂!」
「あ、おはよ。」
声をかけてきたのは同じ学科の茅根紘くん。
名簿順が近くて、仲良くなった男の子。
あいみと香奈と私。
紘くんと直也と隼人。
三人でいつも一緒にいるけど、同じ学科のこの六人でいることも最近増えた。
「もう昼だぞ!
でさ、おまえに紹介したい人いるんだよ!」
「えーなんでー?」
「お前、自分だけ彼氏いないって嘆いてたじゃん。
またせてるからちょっと来て!」
よく話をきくと、紘くんのバスケサークルの先輩らしい。
もう修さんいるから出会いなんて…と思ったけど、待たせてるのも悪いので、行くことにした。
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