終電、




「えっ!まじでっ!!こっちきなよ!!」


そして強引に野球サークルのシートに座らせられてしまった。


あ〜志織離れちゃった…


でも実際あの2人、いい感じだよなあ…
大体志織くらい綺麗だったら告白されて断る男いないんじゃ…


「名前!名前は?」


あ、野球サークルのほうに来てたんだった…




「高橋、志穂です。」


「俺、立川浩介。一応このサークルのキャプテン。」

浩介さんは、穏和なかんじのイケメン。

私のタイプではないけど、きっとモテるんだろうなって感じの人。


「学科、どこ?」

「国際です。」

「あ、この子、国際一緒だよ!」

そう言われたほうを見ると、一年生らしき女の子だった。


「あ、河口美弥です。」


先輩方がその子と隣にしてくれて、少し仲良くなった。

「うちね、入学前からこのサークル来てるの。浩介さん、私の高校の先輩で。」


「そうなんだー!」




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