Strawberry & Lilychain
そのあと、芦屋の家族の皆さんと夕飯をご馳走になって、ようやく芦屋が私の事情を家族に説明した。
「ナルホド。事情はわかった。景人と同い年なのに苦労したんだね…。えっと、百合子ちゃん…と言ったかね?」
「はい」
芦屋のお父さん…。
顔は確かに芦屋に似てるわね。
アヤノトイズカンパニーでセールスマンをしてるらしい。
「うん!!いくらでも泊まっていきなさい!!なんならここに住んでもいいよ!!」
「それいいわねぇ!お父さん!!娘が一人増えるなんて嬉しい限りね!」
あっさり承諾された。
何で?
フツーもっと抵抗とかするもんでしょ?
なんなのこの夫婦のノリは。