Strawberry & Lilychain
そんな僕を助けたりするヤツなんていない。
いなかった。
でもあの時君は、僕を驚くような目をして見ていた。
そして、僕に手を差し伸べてくれた―…。
一目惚れ…なのかなこれが。
恋ってしたことないからよくわからないけれど。
でもあの日から気になって気になってしょうがないんだ。
君のことが。
世界は退屈だと言い放つ君が。
ずっと寂しそうな顔をしている君が。
僕にできることなんて一つもないかもしれないけれど。
それでも君の力になりたい。
君の寂しさをなくしたい。
君の笑った顔が見たいんだ―…。