サンタからの素敵な贈り物
「嘘だ!嘘だ!嘘だ嘘だ!嘘だぁぁ!」


メイは、そう叫びながら駅の中へ駆け出していった。



一体何が起こったというのか…


電話をかけてきたのは、ある病院の看護士であった。




『実は…つい先ほど、吉岡拓さんが救急車でこちらの病院に搬送されて来ました…
背中を刃物で刺され、大変危険な状態です!
他県の方だそうで、御家族は到着に時間がかかりそうですので…都内の方で唯一お知り合いは八神さんだけと聞き、御連絡差し上げました。こちらの場所は………』


< 8 / 22 >

この作品をシェア

pagetop