ちっちゃな体のおっきな愛

え、もう閉まるよ?

 「連、閉まっちゃうよ!?」

どうすることも出来なくて、一人パニック。

プシュー…。

 「あ…。」

閉まっちゃった…。

 「も~…よく寝てるんだから…。」

連の顔、すごく綺麗…。

まつげすごく長いし、目二重だし…。

その瞳に、いつも吸い込まれそうなんだから…。

 「ん、ごめん。寝てた…。」

寝起きの顔、チョー可愛い!!

 「あ、駅過ぎちゃったよ?次、あたしの駅…。」

 「そっか…。」

あれ、何かガッカリしてる?

 「ご、ごめんね?あたし、起こしたけど。連、気付かなくて…。」

 「え、全然いいけど。」

 「へ??」

あたしが連を見ると、連は顔を下に向けた。

 「ついでだから…送ってく。」

 「え…?い、いいよ!!ほら、あたしの家、駅から近いし…。」

 「駅から歩いて20分とか言ってなかった?」

 「う…。」

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