やっぱり好きだった









「?」

「俺…やっぱ好きだったんだわ」

「はぁ…」

「分かってないだろ」

「え?」



なんかよくわからない。


今はどういった流れだった?



もしかしてすごい事でも言われたのかな。






「彼氏、苦労してるんじゃない」

「…どうだろう」


いまいち中島君が言っていることが分からない私。


そんな私を見て、ため息をつく中島君。



なんかごめんなさい。





「ってかよく見たらメイド服じゃん」

「…いまさらだね」


私自身も少し忘れてた。


少し恥ずかしくなった。





「華夜~!!」


入り口のほうで紗月が私を呼んでいるのが聞こえた。




「?」

「翔が来たよ」

「え!」



そう言って入ってきたのは、頭にはたこ焼きと書いてあるハチマキをした翔君だった。



私は中島君たちにじゃあと伝え、翔君の元に行く。




















< 33 / 49 >

この作品をシェア

pagetop