やっぱり好きだった
クリスマス
今日はクリスマス。
街にはカップルが賑わい、イルミネーションがダイヤモンドのように光り輝く。
毎年、家族で過ごしていたクリスマス。
でも今年は少し違う。
それは、私にも彼氏が出来たから…。
まさか彼氏とクリスマスを過ごせるようになるなんて、夢にも思ってなかった。
そして今、いつもの駅で待ち合わせ。
服装も少し頑張ってみた。
カバンの中にはちゃんとクリスマスプレゼントも入ってる。
前の日から準備していた。
ドキドキした気持ちで彼を待つ。
「華夜」
後ろを振り返ると、彼が立っていた。
「翔君…」
なんでだろう。
ドキドキする。
クリスマスってたけでこんなにも気持ちが高ぶるんだろうか。
そんな自分が恥ずかしい。