やっぱり好きだった
「見てみ」
自分の胸元を指す翔君。
私は自分の胸元を見た。
「あ…」
そこにはオレンジに光るペンダントが…。
「俺からのクリスマスプレゼント」
シンプルで私の好きなオレンジ色。
「華夜、オレンジ色好きだもんな」
照れながら言う翔君。
私は嬉しすぎて自然と涙が出てた。
「華夜?」
「う…嬉しい。…ありがとう」
ペンダントを握り締め、必死でお礼を言う。
本当に翔君には感謝してもしきれないよ。
なんでこんなに嬉しい事をしてくれるの?
私は世界で一番幸せだって本気で思った。
初めての彼氏と初めてのクリスマス。
初めてのプレゼント。
目の前には愛しい彼。
こんなに幸せなことなんてないよ。
「華夜」
翔君はもう一度私を抱きしめて優しくキスをしてくれた。