やっぱり好きだった
次の瞬間、頬に柔らかい感触が…。
目を開けると、顔を真っ赤にした華夜の姿があった。
そんな彼女を見て状況が分かった。
めったにそんなことしない彼女。
俺は今、彼女にキスをされた。
「か、華夜?」
「貰って…ばかりだから」
顔を真っ赤にしながら言う華夜。
どうしてそんなに嬉しい事をしてくるんだよ。
本当、可愛い奴。
俺はもう一度華夜を抱きしめた。
「俺もいっぱい貰ってるよ」
彼女の頭を撫でて額にキスを落とす。
俺は幸せだな。
本当、華夜といると飽きない。
「来年も一緒に過ごそうな」
「うん!」
来年だけじゃない。
再来年もその先も華夜と過ごしたい。
聖なる夜に愛しい君とずっと…。
-END-