君の音色
第1話
あの時の感情がいまだに忘れられなくて
何度も 何度も
“どうして?”“何で?”
そればかりが 頭の中でグルグル考えてしまう
また あの時みたいになるんじゃないかって
怖くて 恐くて 仕方ない
でもね
君が見つけてくれた時は困惑すると同時に……少し嬉しい気持ちが在ったんだ
君が書いた〝落書き〟も何故だか勇気をもらえた
他の人から見たら何でもないような事かもしれない
けど また君に逢えたら絶対言うんだ
〝ありがとう〟って