君の音色
第1話
 
あの時の感情がいまだに忘れられなくて

何度も 何度も
“どうして?”“何で?”

そればかりが 頭の中でグルグル考えてしまう

また あの時みたいになるんじゃないかって

怖くて 恐くて 仕方ない


でもね

君が見つけてくれた時は困惑すると同時に……少し嬉しい気持ちが在ったんだ

君が書いた〝落書き〟も何故だか勇気をもらえた

他の人から見たら何でもないような事かもしれない


けど また君に逢えたら絶対言うんだ





〝ありがとう〟って




 
< 1 / 8 >

この作品をシェア

pagetop