ゴメン、スキ。




北海道に来て6日が経った。


光志は仕事を早く切り上げて来てくれたりしたから、


デートをしたりも出来たし何しろ朝目が覚めた時に、スーツ姿の光志に会えるというのが一番幸せだった。






そして、今日は
最後の夜。


明日には、ずっとこうして光志といれない。




「ねぇ、光志?」


「あ?どうした?」


光志はカチカチと
パソコンをいじっていた手を止めてあたしを見る。



「キスしてい?」


「うん」



そう言ってあたしは
そっとキスをする。





< 14 / 77 >

この作品をシェア

pagetop